病因論「病因の分類」

病因論「病因の分類」

東洋医学的には「病因」とは、人体における陰陽の平衡状態を障害し、疾病を起こす条件=発病原因のことを指します。邪気・病邪とも呼ばれます。

病因の分類「三因」

古代の医家は発病原因を外因・内因・不内外因の3つに分類しました。外因とは主に人体の外に存在して病気の原因となる六淫のことです。

内因は人体の中に存在して病気の原因となる七情のことです。

内因にも外因にも入らない飲食、労倦(動きすぎ、働きすぎ)、房事過多(過度の性交渉)、外傷、寄生虫、中毒、遺伝などの他、体内に発生する病理的な産物を不内外因といいます。