東洋医学的人体論「脾と肺」

東洋医学的人体論「脾と肺」

宗気の生成

①肺は気を主り、呼吸を主る
②脾は運化を主り、気血生化の源である

宗気(胸中に集まる気)は肺の主たる呼吸で吸入された「清気」と脾の運化によって消化吸収された「水穀の精微」により生成されます。

肺に運ばれた水穀の精微は肺気の宣発作用で全身に散布されます。このことから「脾は精気の源、肺は主気の枢」といわれるそうです。

生成された宗気や肺気が主たる宣発作用や推動作用は脾の運化を助け、運搬を促します。